「健康のために1日1万歩、歩きましょう。」
この言葉、誰もが一度は聞いたことありますよね。
でも1日1万歩なんて、仕事しているとキツイ…
ちょっと現実的ではないです。
iPhoneのヘルスケア機能で確認したところ、僕は先週、一週間で1万歩を一回しか達成していませんでした。
それどころか、平均すると4000歩~5000歩…
1万歩には程遠い。
このままでは、若く健康な身体を保つことができない…
と言うのが、今まで定説でしたがこの番組を観て、その常識が変わりました。
観た作品
ドキュランドへ ようこそ!・選「エクササイズの真実」
出演 マイケル・J・モーズリー他
作品の概要
週にたった2分間の運動で長時間の運動と同じ効果が得られるエクササイズや“1万歩”歩くよりもはるかに効果的なウォーキング方法、即座に認知能力が高まる運動など、最新科学により、身体への過度な負担や、時間をかけ過ぎずに健康を維持する方法がわかってきました。
体質やライフスタイルに合った、より効果が出やすいエクササイズ法をお伝えします。
まとめ(と独り言。)
そもそも、日本人は外国人に比べてフィットネスクラブに行く人口が少ないような…
とはなんとなく感じていたのですが、少し調べてみました。
2016年のデータですが
- アメリカ 17.4%
- ドイツ 11.0%
- イギリス 13.4%
- ・・・
- 日本 3.3%
まあ想像通りでしたね。
しかし、最近ではライザップなどのフィットネスクラブの影響か、様々なトレーニング方法がテレビなどでも紹介されているのをよく観るので…
この時よりはもう少し増加しているのではないかと思います。
僕自身、家の近くにあったフィットネスクラブに前は通っていたのですが、潰れてしまったので…そのときからどこにも通っておりません。
継続的にトレーニングをする…簡単なようで大変ですよね。
さて、この番組の中では様々なエクササイズについての「真実」が紹介されております。
全てを紹介するのは大変なので、自分が気になった点をピックアップしてまとめていこうと思います。
まずはタイトルにもある「1日1万歩」について。
これは誰もが知っている健康法…
と思っていたのですが、科学的な検証はされてないらしいです。
この定説が広まったのは1964年の東京オリンピック期…健康に興味が向いた国民に対して、ある企業が万歩メーターを売るための販売戦略が原因みたいです。
つまりそこから50年以上、僕たちはこの定説を信じていたわけですが、この番組であっさりと否定されます。笑
この番組内では
- 1日の中で1万歩歩くグループ
- 1日の中で10分間の早歩きを3回するグループ(アクティブ10)
に分け、その効果を検証していきます。
この検証において最も重要視されるのが心拍数の変化でした。
結果的に、1のグループにくらべ2のグループは同等以上の効果がありました。
また何よりも1のグループは1万歩を達成できない人がいました。
つまりこの実験で分かったことは、1万歩歩くのは勿論何もしないよりはいいけれど、それと同等の効果を出すにはもっと楽な方法がある…ということです。
とくに先ほどもでてきた心拍数。
これを検証するために、また30分間歩く時間すらもない人のために次に実験が行われます。
それが高強度インターバルトレーニング(High-intensity interval training, HIIT, HIT)
この高強度インターバルトレーニングには様々な方法があるのですが、この番組内で紹介されたのは
20秒間全力でエアロバイクをこぐ×2セット を週に3回
という方法。
この実験により、わずか週に2分間の運動で、筋肉内のグリコーゲン(糖)が24%減少しました。(この効果は45分間のランニングと同等。)
ただ、これはエアロバイクがないとできないため番組内では自宅でできる方法も紹介されました。
- スタージャンプ 1分間
- スクワット 1分間
- その場での全力疾走 1分間
- スクワット 1分間
- スタージャンプ 1分間
これを週に3回。
これだけ…と言いたいところですが、実際にやってみるとなかなかキツイですよこれ。笑
スタージャンプって名前は可愛いですけど1分間はきつい…
それとアパートやマンションでやるのはやめたほうがいいかもしれません。
かなり揺れますので。笑
次に行われた実験も興味深いものでした。
内容は、右と左で軽いウェイトと重いウェイトを使い、それぞれ回数を決めないで限界になるまで行う…というもの。
この実験により、筋力トレーニングはは重さに関わらず、限界まで行えば効果は変わらない。
しかし、重いウェイトで行ったほうが短時間で済むので効率が良い。
といった結果が得られました。
最近、某クロスフィットトレーナーの方をテレビでよく見ますが、このクロスフィットというのはまさに高強度インターバルトレーニングなのですね。
時間がない現代人にはうってつけのトレーニングだと思います。
僕もできるだけ時間をかけずに、限界まで追い込んで、それを継続する…
簡単なような難しいことを実践していきたいと(今は)思います。
この番組のように、科学的根拠に基づき説明されるのは自分的に凄く心に届きました。
またこのような番組に触れる機会があれば紹介していきたいです。