あっと。の雑記帳(仮)

と、ある事情により世間知らずのままオトナになってしまった僕が様々なものから良い影響を受け、ちゃんとした大人になるために始めたブログ的なもの。主に感動を受けたものについてのレビュー的な書き込みをする(予定)です。

【自分のものさしで、図太く生きる。】 傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考

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禅僧は皆図太い。

 

図太いとはプラスのイメージではなくどちらかと言うと、ズカズカと他人のこころのなかに踏み込んでくる無神経なイメージですが、本書の中での図太さは

生きていく上で心を強く持っていられる。 

という意味合いで書かれています。

 

読んだ本

  傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考

  著者:桝野俊明

 

本の概要

ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出された禅僧、枡野俊明。
大学教授、庭園デザイナーとしても活躍し、ベストセラーも多数の著者が初めて教える。
禅僧の秘密、その「図太さ」の極意。

無神経でも図々しくもない、たくましく、おおらかな、真の「図太さ」を身に付けるための 心の持ち方・振る舞い方とは?

 

まとめ(と独り言。)

傷付きやすい…

というのはあくまで自分の主観です。

そもそもこの世の中で傷つかない人間なんていないと思います。ただ色んな本を読んでみても、一貫して傷つくこと、ストレスになること…などの感情は人との関わり合いで生み出されるのだと学びました。

 

この本を手に取って、まず禅思考という言葉が気になりました。

著者も住職ということで、すこしハードルが高い本かな…

と感じたのですが読んでみると、そんなことはなくすっきりと自分の中に入ってきた印象です。

その中でも気になった点をピックアップしてまとめてみます。

 

自分の無意識な我をへし折る。

自分の意見や見解にこだわる人は、他人を認めることができません。

図太い…のイメージとしてやはり、「俺が俺が…」といった主張の強い人というものも含まれているのだと思っていましたが全然違いました。

というのも、禅の中の考え方に

 

諸法無我

 

というのがあり、これはあらゆるものは関わり合いの中で存在している。

といった考え方です。

この考え方に基づくと自我が強い人というのは他人の意見を聞くことが苦手で、他の意見を認めることが苦手で…

といった、少し難しい人になってしまいます。

そのため良い意味で図太く生きるためには他人を認め、いい考えは取り入れ調和の中で着地点をみつけるといった方法があげられています。

またこの図太さのたとえとして

  • 強い風が吹くと折れてしまう堅い木
  • 風にさからうことなく幹をしならせる竹

と面白い表現をしています。

本のカバーに竹が使われているのもこのためでしょうか。

 

 

一度止まると書いて、「正」という字になります。

考えたことがなかったのですが、まさにそうですね。

止まって見つめなおしてみる。

この考え方も禅の考え方

 

「七走一坐」

 

に基づくもので、七回走ったら、一度は座り自分自身を見つめ直す…

という意味合いがあります。

またここでは一人になる時間を大切にするとも書かれています。

現代人は特に、携帯電話ひとつでSNS上で誰かと手軽に繋がれるため一人でじっくりと考える時間が少ないといいます。

一人になるのは簡単なようで難しいことのような気がしますね。

 

 

足ることを知っている人は、たとえ地べたに寝るような生活をしていても、心は安らかで幸せを感じることができる。

これも禅語の

 

「知足」

 

という考え方で、その見た目通り 足るを知る という意味になります。

この話しの中で、特に印象に残った点として悩みがない人などいない、むしろ悩みがあるということが生きている証だと書かれていたことです。

悩みは誰しもが抱える問題ですが、その付き合い方を変えればストレスになるどころか成長につながる良い機会だと…

そう思えるように生きていきたいですね。

 

 

どでかい堪忍袋を持つ

怒りは人生を破壊し

堪忍袋は人生を成功に導く

堪忍袋の緒が切れる…

で有名な堪忍袋ですが、ここの項目では有名な武将などが例として挙げられています。

その中でも短気な人の代表として紹介されているのが織田信長です。

織田信長は最終的に家臣の謀反でこの世を去ったと言われていますが、この謀反の原因になったのも織田信長が癇癪持ちだったからとの見方が有力です。

逆に堪忍袋の緒をしっかりと結び続け、 怒りは敵と思え という言葉を残した武将が徳川家康です。

また海外に目を向けてみると、第3代大統領 トーマス・ジェファーソン

腹が立ったら、何か言ったり、したりする前に10まで数えよ、それでも怒りがおさまらなかったら100まで数えよ、それでもダメなら1000まで数えよ。

といったらしいです。

堪忍袋は大きくできるようなので、細かいことは大目に見て怒らない…

こういった習慣を付けていくことが大切ですね。

 

 

僕自身、やはり人と関わると、他人の行動、発言がどうしてもストレスになる時があります。

些細な発言が気になって夜思い返してしまったり、それで寝不足気味になったりすることもあります。

色んなことに敏感に反応してしまうので生きづらい世の中だなと常々思っているのですが、この本を読んでみると自分だけではないのだ…と改めて感じました。

禅の考え方にあるということは昔から人間にとってはよくある悩みだったり、考えだったり…そういう意味では禅思考というのは凄く人間味のある言葉なんだな…と。

禅の言葉というのは、やはりありがたいものという感覚があるため、吸収しようと自分が意識しているのも良いのでしょうね。

 

即今そっこん

当処とうしょ

自己じこ

たったいまそのとき、自分がいるその場所で、やるべきことを自分自身でやる。

それが一番大切なのだ。

この精神で良い意味で図太く、できる部分から変えていけたら…

良い本に出会いました。

 

関連作品

リーダーの禅語 (単行本)

人生でいちばん大切なこと